「潮吹き」の謎(最終回7)
クンニリングスの作法だが、ただ舌で舐めるだけではない。舌の表面はザラザラで、女性のなかには刺激が強い場合もある。舌の裏側を使ってクリトリスを愛撫するのだ。ときには小刻みに、ときには大雑把で荒く愛撫してもいい。
舌を動かすにも方向がある。上下がスタンダードとして、逆もあり、左右や右左もある。ときどき唇を使って吸いながら舌で愛撫するといい。
その間に女性が(一度ではなく何度も)イクかもしれない。そのときは女性がイクのを待って、しばらくインターバルをおいてもいい。なかにはイッても止めないで続けてほしい女性もいると思うが、それはケースによる(ちなみにオデは一度イクと絶対に触れないでほしい)。
さて、女性がイッてもイカなくても、バリエーションを変えるためにクンニリングスを止めて膣の挿入に移りたい。そのとき膣がフワフワして柔らかいと感じれば、「潮吹き」を可能にするチャンスである(もし膣を触ってまだ硬いと感じるなら、再び全身の愛撫からスタートするか、「潮吹き」は中止するかである)。
もし膣を触って柔らかいと感じるなら、「潮吹き」に移ってもいい。潮吹きの前になかなか濡れない女性もいる。事前にペペローション(商品名)をベッドサイドに準備し、女性の膣に「ごめんね、緊張してるよね。痛くないようにするね」と言いながら、人肌で温めたペペローション(商品名)を膣周辺に塗ろう。仮に自前で充分に濡れているならこの作法は省略する。
さあこれで「潮吹き」の準備完了である。潮はこれまでの体液(ペペローションの感触に近似)と違い、吹き出してくると膣が少しキシキシした感じになる。潮吹きの最中にも女性の痛みには要注意だ。強く吹き出そうとしても、その意思ではコントロールできない(潮を吹く量は個人差がある)。ちょっとでもいいから、潮を吹いたら僥倖である。
…というわけで、これで読者であるあなたも立派なレズビアン・テクニックの持ち主である。たとえセックスする相手がシスヘテロ女性であっても、「いんちき」レズビアン・テクニックは喜ばれるのである。こうしてレズビアンでもヘテロ女性でもFtMトランスジェンダーでも、相手の女性が楽しく嬉しくすっごく気持ちがよくてたまらないレズビアン・セックス・ライフをエンジョイしよう!!!
★おしまい★