2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「さらばリハビリ」~(23)医療ソーシャルワーカーより障害者研究の友人が心強い

退院を間近に控え、区内のアパートで一人暮らしできるかを確かめるため、医療ソーシャルワーカーの同行で物件を見に行った。仮に入院した病院が板橋区なら、提供する住居は板橋区限定になる。患者が慣れ親しんだ土地を離れない配慮だと思うかもしれないが、…

重度身体障害者はセクシュアリティやジェンダーに関係ない「代替不可能なもの」がある

『最強のふたり(2011)』鑑賞。いやー、良かった。実話に基づくフランス映画で、頸椎損傷の大富豪フィリップと失業保険のサインが必要だったドリスが、なぜかフィリップの介護をすることに。ふたりは男性だが、初老の白人で金持ちで雇い主のフィリップと、…

「さらばリハビリ」~(22)暇つぶしの1000ピースパズルがリハビリに?

回復期病院とはいえ、言語障害はST(または一部のPT)にしか理解できない。私はますます話すのが苦痛になった。ネットPCは飽きたし、本も物理的に読みづらいしで、私は膨大な暇つぶしをするため、1000ピースパズルを3種類、ネットで購入した。パズルは…

「さらばリハビリ」~(21)STが勧めた「高次脳機能障害」の本

急性期病院のSTが、私の症状を聞いて、「もしかするとこの本に出てくる症状かもしれない」と紹介してくれた。STは主治医より脳疾患患者の症状を詳細に知っている。STにとって、心理学を学ぶことは重要だ。どの患者もみな個性や症状が違うし、障害の受容のし…