2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「さらばリハビリ」~(28)エレベータの「開閉ボタン」も読めない

山田規畝子さんの本は、急性期病院のSTに教えてもらった。私の症状が「高次脳機能障害」に似ているというのである。 高次脳機能障害とは、主に脳の損傷によって起こされるさまざまな神経心理学的障害である。主として病理学的な観点よりも、厚労省による行政…

「さらばリハビリ」~(27)高次脳機能障害の処方箋

山田規畝子さんは整形外科の医師であるが、生まれつきモヤモヤ病(ウィリス動脈輪閉塞症)の持病を持っていて、これまでに脳出血を3回発症し、2回目の発症で軽い右片麻痺になり、メスを持つことができず整形外科医を断念したという。 その代わり、彼女は持…

「さらばリハビリ」~(26)装具の交換などいろいろ面倒くさい生活

退院した患者たちは電動車椅子を注文せず、そのまま歩いて回復していった。最初から電動車椅子の楽チンライフを夢見た私は、心のなかでリハビリを拒否し、怠けていた。 電動車椅子と歩装具(短下肢装具)を併用し、歩装具は入院時に制作した黒いシューホング…

「さらばリハビリ」~(25)「困ったことは誰に訊こうか?」が一番困った

私が生活するなかで、業務の上で支援してくれる人々はたくさんいる。私からみて一番近い順、一番頻繁に連絡する順は、ケアマネージャー、訪問介護(ヘルパー)、訪問リハビリ(各療法士)、訪問看護(爪切り)、かかりつけ医、生活保護ケースワーカー、障害…

「さらばリハビリ」~(24)介護事業所は2種類ある~高齢者用と障害者用を試してみた

1997年の国会で制定された介護保険法に基づき、2000年4月1日から介護保険法が施行された。幸か不幸か、40歳になった私は介護保険の被保険者になった。しかし、障害者自立支援法との兼ね合いがあり、不勉強なケアマネはどちらの制度が使えるか使え…