読書会をやってみますよ
一身上の都合により<第1回>の日時を変更しました(2010.07.12)。
ざっくばらんなおしゃべり会も楽しいですが、考えたりしゃべったりする手がかりを一冊の本にしぼってみると、関連性の高い話題が集中して内容がよりいっそう濃密になるのではないかと思い、読書会を企画してみました。
最初に取り上げるのは、掛札悠子『「レズビアン」である、ということ』(1992、河出書房新社)。国内で初めてレズビアンをカムアウトした著者による小論文集です。レズビアンがフェミニズムを学ぶ必要性と、フェミニズムがレズビアンの政治性を排除すべきではない理由が同時にわかります。18年前に出版され、絶版になって久しいですが、いまあらためて再評価されるべき本だと思います。全5回を予定しています。
本の存在自体を知らなかったというひと、存在は知っていたけどまだ読んだことがないひと、かつて読んだけどもう一度読み直してみたいひと、ほかのひとの意見や考えも聞いてみたいひとなどなど、課題図書に関心をお持ちのかたはぜひお集まりください。
[デルG読書会]
<第1回>7月27日(火) 8月3日(火)都内某所、19:00〜21:00、飲食持ち込みOK。
「レズビアン」とはだれか
ポルノの嘘、フェミニズムの誤解
参加ご希望のかたは、delta.g.info@gmail.com宛に以下の内容を明記し、「デルG読書会参加希望」というタイトルで7月25日(日)までにメール送信してください。
1) 呼ばれたい名前
2) コピーの要/不要
3) 当日連絡可能な連絡先(携帯電話番号or携帯メールアドレスなど)
メール確認次第、会場案内メールをお送りします。参加者がひとりでもいれば開催しますが、読書会の適正規模と照らし合わせ、応募人数が多い場合は先着順に締め切りますので、あらかじめご了承ください。
デルG読書会グランドルール
(1)参加者のセクシュアリティは不問ですが、なるべくクィア女子当人にとって開かれた、フランクに話しやすい場にしたいので、特に男性(トランス/ゲイ/ヘテロ問わず)とヘテロ女性は分をわきまえてください。また、年齢、性別、信条、信教、階級、人種、職業、社会的地位も不問ですが、読書会の場には、特にほかの参加者を威圧するような属性を持ち込まないこと。参加者間の不均衡が著しい場合は、主催者の独断によって作為的な采配を行うことがあります。
(2)課題図書は、購入する、図書館で借りてくる(コピーをとる)などして、なるべく自力で用意してきてください。入手困難な場合は実費にてコピーをお譲りしますが、コピーの譲渡が可能なのは、あなたが参加した回に読む予定のページ範囲です。参加しない回の分はお譲りしません。つまり、「読書会には参加しないけどコピーだけ全部ほしい」というのはNGです。
*第2回以降の項目
結婚と家族と「レズビアン」
「母」という呪縛
「レズビアン」差別が見えない理由
「女と女」の可能性
教室の中の同性愛者
ひとつではない「性」を探す
カムアウト、そして、共生
いま、「レズビアン」であるということ
【関連URL】
掛札悠子「抹消(抹殺)されること」(7冊目)
当事者の、当事者による、当事者の為にならないトンデモ「レズビアン論」〜掛札悠子『「レズビアンである」、ということ』