最初は丁稚奉公→その後は雑用だな


先日、中西正司さんに相談面接していただき、1時間ほど話してきました。
場所は八王子駅から近いんですが、そこまで行き来する時間が1日がかりでした。

以下、その手紙です(同じことを喋るときには、オデはグッタリしてしまいます…)。

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ヒューマンケア協会 中西正司さま


今多千絵です。


今回はお願いと相談があって伺いました。


率直に言うと、わたくし、利用者も介護者もゲイ女性に特化した介護事業所を開設したいと思っています。
ゲイ男性はヘテロ男より金(可処分所得?)を持っていますし、介護保険事務所より、セレブなゲイの高級老人ホームを構想しているのだと勝手に思い込んでいます。
(確か「ぷ○○す東京」で、そんな話を聞きました。セクシュアルマイノリティと福祉を掛け合わせてビジネスチャンスになるという金の臭いをちょっと嗅ぎました)


それに、介護関係で利用者/介護者によらず、セクハラや性暴力被害の問題がありますから。


実際には、女性に特化した介護事業所になると思います。その理由は、部外者による嫌がらせ(もしくはカムアウトしていない利用者の家族によるクレーム?)をカバーしたいからです。また、シングル女性やクローゼットの利用者をカモフラージュ(? なんか言葉は悪いですが)したいと思っています。宣伝のためにはサイト制作ももちろんあるのですが、逆にネットで悪い噂ばかりになることも懸念しているので難しいと思っています。


この事業所は、東京(都会)にあるからこそ意義があると、強く信じています。他の地域の人には申し訳ないのだけど、まずは事例を作り、情報と知恵の蓄積をして他の地域に伝達しようと思います。


一度はゲイ女性の介護事業所を開設したい、福祉と障害とセクシュアルマイノリティを融合したいと思ましたけど、当時は軽く思いついて軽く断念したのです。でも、先月に参加した知り合いのイベントで、サ責になる資格(介護福祉士。ケアマネの申請中)を持ったゲイ女性のかたと会い、もしかすると事業所の開設も夢ではないと思い直しました。


わたしは(中途の)身体障害者であり、かつ同性愛者(ノン・ヘテロ)です。


わたし自身が「より快適な生活」を目指すうちに、利用者も従事者も同性愛者にオープンな介護事業所を作りたいと強く思いました。わたし自身の経験では、入院していた医療施設・リハビリ施設は、「強制異性愛」に閉ざされた窮屈な空間でした。さらに、退院して自宅療養になり、訪問介護サービスでヘルパーさんが来ます。医療施設は公的空間ですからまだわかりますが、なぜ、自分の私的空間なのに、のびのびとできず、いつも緊張しているのか自分でもわかりませんでした。同性愛に特化した訪問介護サービスのニーズは、残念ながらわたしも発見できていません。それでも、未来のニーズは自分で作るものだと強く信じています。


これは設立して経済的に安定するまで、とてもとても長い夢や構想ですが、ノン・ヘテロのわたしが若年で身体障害者になった意義がある、こうなったのには何かの人生の目標があると、いまは思っています。わたしはこのためにノン・ヘテロ身体障害者になったんだ、と明言したいんです。ノン・ヘテロの介護のニーズなんてない、介護になったらヘテロLGBTも同じだと思うけれど、そんなことはないのです!


今は誰もそのニーズを知らない。だが、ニーズは元からあるものではなく、自分で作り出すものよ!!
(でも、実はわたしも知らないのです)



わたしはこの業界にはまだまだ甘いですが、ぜひ厳しいご意見やアイディアを聞かせてほしいです。


長文、失礼しました。よろしくお願いします。


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中西さんと話しただけですが、利用者さんを女性だけに対象するのはよろしくないと感じました。ということは男性介助者にも参加していただかないといけません。


どちらにせよ、来週から実際に行動します。