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世界3大キレ芸女優(1)

映画評



第3位 ケイト・ウィンスレット



彼女を初めて見たのは、『乙女の祈り』(1994年、ニュージーランド=アメリカ)に出演していたときだった。これが彼女の映画デビュー作品である。


 その後、『タイタニック』(1997年、アメリカ)でブレイクし、いま(ちょっと前?)『とらわれて夏』(2013年、アメリカ)が上映中だ。だがわたしは後者を観てない。


 とにかく、この映画の主人公ジュリエット(ケイト・ウィンスレット)は溌剌と快活としていた。言っておくが、さやわかな部類では決してない。いや、彼女の表情はさわやかだが、何と言っても親友ポーリーンの両親を殺害したのだから。


 この映画のストーリーは、実際に起きた殺人事件を基にしている。昨今騒がれた佐世保の殺人事件も、犯人の少女は同性愛者だったのでは? とささやかに疑われている。しかし、女性同士の殺害事件の加害者/被害者の関係は、必ずしも同性愛関係に起因しているのだろうか。


 この映画でジュリエットはいつも怒り、始終怒鳴っていた。“angry young men”ではなく、“angry girl”である。わたしは彼女のキレ芸に心打たれた。怒っている男は掃いて捨てるほどいるが、怒っている女はめったにいない。ああ、この作品をもう一度観たい。


 いつかDVDが欲しいが、きっとどこにも売ってないだろうなあ。