オデの戸籍名の話をしようか?(2)

つづき。


1)20代のペンネーム:「パピヨン如月」→女体専門マッサージという名の女性向け売春業(セックスワーカーの個人事業主)であり、漫画原作をした。『綺蹟御殿』という絶版の漫画本がある。


2)30代のハンドルネーム:「ミヤマアキラ」→ネット上に数少ない「レズビアン」のアピアランスを向上させるため、「デルタG」をつくった。


3)40代は戸籍名:「今多千絵」→入院していたとき、お見舞いにきてくれた人たちはすでに知っていた。


オデはその都度その都度名前を変えて各々の行動をした。名前で分裂した過去の自分を、ようやく統合したのだ。


現在のオデは、利用者も従事者もノン・ヘテロにオープンなCILの事業所を立ち上げようとしている。
まず自分をオープンにしないとね。


その事業は途中で断念するかもしれない。座礁に乗り上げるかもしれない。とにかく、オデでなくても、誰もが失敗するかもしれないのだ。


でも、それでいいのだ。オデは「女」になるのだ。オデは「今多千絵」なのだ。


こうなったら戸籍名で勝負するわい。


最後になるが、オデの名前をつけた母親は、「今多千絵」という名札をつけて、看護師さんに、「きれいな名前ですね」と言われたらしい。


「『今多千絵』なんて、今より多く千の絵を描くなんて、できっこないよ」とオデが弱音を吐いたら、オデの元カノが、「それは絵じゃなくて、もっと多くのヴィジョンだよ!」と励ましてくれた。一時はこの元カノが母親と同じ対応(一つ言うと100倍になって言い返し、オデは黙り込む)をし、オデにとって「トラウマの再現」となった。


ずっとずっと「親は敵だ」と思っていた。でも、オデを育てたのはその両親だから、現在のオデがいるのだな。


レズビアンであることを本名でカムアウトした女性は、日本に多くいる。政治家の尾辻かな子さん、クリスチャンの堀江有里さん、青森にいる宇佐美翔子さん、性的サバイバーの岡田美穂さん、トランスジェンダーで世田谷区議員の上川あやさん、オデはよく知らないけど、もっとたくさんいる。


オデはこの女性たちを素晴らしいと思っている。一生、頭が上がらないと思っている。とてもとても励みになるから。


だからといって、本名を出さない人も、何かを隠して守ろうとしている人も、何故だか怖いという人も、もちろんいる。


そのひとたちを、糾弾してはならない。オデはそっと静かにしている。


カムアウトした人も、カムアウトしてない人も。
男性と思っている人も、女性と思っている人も。どちらでもない/あるという人も。
若者も、お年寄りも。
障害者も、難病者も、健常者も。
外国人も、日本人も。
「親」も、「子」も。
未婚も、既婚も。
同性愛者も、異性愛者も。非性愛者も。
かつてお友だちだった人も、いまお友だちの人も、これからお友だちになる人も。まだお友だちになっていない人も。


排除するだけでなく、すべての包括を。


オデは今一瞬を生きているが、苦しんでいるオデが自殺しないのは、希望があるからだ。光があるからだ。


その、こころもとない希望の光を、オデは照らしたい。


な〜んてね! 生きてるうちが花なのよ! 死んだらそれでおしまいよ!!


45歳の誕生日には少し早いけど、いま決めた。


おわり。


追伸1:いま「今多千絵 レズビアン」でエゴサーチしたら、すでにトップにあったwwwちょっと今一生さんwww


追伸2:これまでオデの本名が「ミヤマアキラ」だと信じていた人たち! 本当に本当にごめんなさい! もう二度と嘘はつきません!!