車椅子ユーザー(クルマイサー)に対する誤解と偏見(2)

つづき。

三つ目も、別のエレベータに乗るときです。
妙齢の女性が二人、ぺちゃくちゃおしゃべりしながら待っていました。
すぐ隣に階段があるのにもかかわらず、です。
オデはムッとして、二人の横を通り過ぎてエレベータに乗りました。
ドアが閉まるとき、「まあ、呆れた。ありがとうも言わないで…」とおばさんが言いかけるので、オデは「誰が言うか!」と怒鳴りました。

それから、健常者のときもずっと信号無視をし続けましたが、それを注意するひとなんて、誰もいませんでした。
クルマイサーになっても相変わらず信号無視をしました。
確かに、健常者のときよりも危険性が高いことは自覚していますが、横断歩道の向こう側の若い男性が非難するような目でオデを見るので、オデの目も若い男性を睨み返し、応酬(応戦)しました。
いったいこれはなんでしょうね?
クルマイサーは堅実で善人だと思ってるんでしょうか。
ほかのクルマイサーは確かに堅実で善人だと思いますが、オデは違います。めっちゃ悪人です。

オデの外見は確かにおっさんですが、加齢も含め、さらにクルマイサーを付け加えて「おっさん要素」は強化upとなりました。希望するかどうかは別として。
実際、世のなかで見るのは、おっさんのクルマイサーばっかり。
たま〜に若い女性も見かけますが、オデは心のなかで「頑張れ! 負けるな!」とつぶやきます。
クルマイサーが女性の外見の場合、おっさんらに舐められて意地悪されますが、オデの場合、おっさんらがケンカをふっかけてきます。どちらにせよ、クルマイサーにとっては世知辛いようです。

そこで、オデは独自に編み出しました。
クルマイサーでもケンカに絶対負けない方法を。

つづく。