「おんなこどもを守る」とか「みんなの〜」と言いながら実は排除してるじゃん、ってことに気づいてくださいよ

みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会 御中

抗議声明に、部分的に賛同します。

1宮下公園がスポーツ施設化することによって公共の空間が一企業の利益優先のために一部の利用者しか使えなくなること、
2この計画が区民や利用者などに全く知らされず、区長や一部の議員のトップダウンで進められてきたこと、
3この計画が実現すれば公園でテント生活を余儀なくされている野宿者が排除され、また集会などの表現の場が大幅に縮小されること

以上3点を理由に宮下公園のナイキ化計画に反対することにはまったく異論ありません。が、しかし、ナイキ化計画への反対運動のために、宮下公園がすでに「一部の利用者しか使え」ていないことにも大きな懸念を感じています。

公園はあらゆるひとびとに開かれた場であるはずです。ところが、警察は「(宮下公園は)危険だから通るな」と忠告するだけで女性や子どもの安全を確保したつもりになり、実は公園から閉め出しているにすぎません。守る会側も「みんなの宮下公園」と銘打っていますが、女性や子どもなど社会的立場の弱いひとびとをも積極的に呼び込んだり、それらのひとびとが安全でいられるような配慮をこれまで行ってきたでしょうか。

「おんなこども」をアリバイ的に利用するのは、もうやめていただきたい。公共性を重んじるのであれば、実質的に「おんなこども」が安心して利用できる公共空間づくりに取り組んでいただきたいです。


以上の“部分的”賛同文の公開は可です。


ミヤマアキラ(デルタG)
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